屋上とか、ジャングルジムの天辺とか。
高いところが、好きだった。
高いところ、世界から遠いところが好きだったのかもしれない。
世界と自分を切り離したかったのかもしれない。
でもそれはただ、遠いだけ。
きっと、死んだって世界から切り離されることは無いのだろう。
きっと、家族だとか、宗教だとか、お墓だとか。世界とは離れられないのだろう。
だから私は、世界と自分を切り離したつもりになって、微笑うのだろう。
それはきっと私の現実逃避。


何処までも繋がる