助けて タスケテ たすけて     だれか あたしを
怖いよ コワイヨ こわいよ     だれか あたしに
どうして  だれも  あたしを
どうして  だれも  あたしに

ちがう ソレは何度もあたしを迎えに来てくれた
ちがう ソレは何度もあたしにさしのべられた


そこまで考えてあたしは答えを見つけた、否、見つけてしまった。出来る事ならわかりたくなどなかった。気付きたくなどなかった。つまり、あたしがソレを迎えられなかった、掴めなかった理由は。ある意味単純で複雑なその理由は。あたしが信じられないからだ。何もかも、信じようとしなかったからだ。親であろうが、友達であろうが、他人であろうが、世界であろうが、あたしであろうが。どれだけ道を指し示されようが、励まされようが、自分の中の思い、存在、価値、理由が変わらなければ、その言葉を信じて実践、今までのデータを書き換えなければ意味がないのだ。それが出来なければ、ただただ、あたしと相手と周囲を傷つけて、それで終わる。

つまりは、ソレは今のあたしには存在しなかったのだ。









(今のあたしが変わらない限り、ずっと。)(それでも、優しい言葉達を受け止めたふりをするのは。)(優しい人たちを傷つけたくないからなのだろう。)(・・・きっと。)




20060624